「仮想通貨のことよくわからないけど、ビットコインは聞いたことある!」と言う方は多いのではないでしょうか?
数年前にテレビでも多く取り上げられていました。
大暴落して、大損した人をたくさん生み出した仮想通貨として。。
ですので、あまり良い印象の人はいないかもしれませんね。
しかし、このビットコインは世界的にも革新的な思想の上にできている通貨なのです。
「儲かる」「儲からない」と言う話ではなく、純粋にビットコインを理解してみませんか?
⇩こんな人は是非読んでみてください(^^)
ビットコインって聞いたことあるけど、
どんなものかよくわからないな。。
ちょっと気になる。
誰か!むずかしい言葉は使わないで、
やさしく教えてー!!
まかせてください!
- ビットコイン(BTC)ってなに?
- ビットコイン(BTC)の仕組みと特徴は?
- ビットコイン(BTC)のメリット・デメリットは?
- ビットコイン(BTC)は今後どうなるの?
- ビットコイン(BTC)始め方は?
それでは早速はじめましょう!
ビットコイン(BTC)とは?
ブロックチェーンを使った世界初のデジタル通貨です。
仮想通貨の一つであり、主にインターネット上の取引で使われます。
このように言うと、「PayPayやPASMOなどの電子マネーじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、仮想通貨(暗号資産)と電子マネーは全くの別物です。
詳しくは、【仮想通貨(暗号資産)とは?】で解説しています。
「Satoshi Nakamoto(サトシナカモト)」と名乗る匿名の人物が、2008年10月に『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』という論文をインターネット上に投稿したことが始まりとされています。
2009年1月3日には、ビットコインの最初のブロックが生成されました。
ビットコイン誕生のきっかけは、金融危機「リーマン・ショック(2008/9)」とされています。
当時アメリカが行った景気刺激策は、一部から中央銀行に対する不信感を植え付ける結果となり、中央集権的に管理される法定通貨に対するアンチテーゼとして、分散型の仕組みを持つ仮想通貨が生まれたという説が有力です。
※分散型の仕組みに関しては後ほど解説します。
ビットコイン(BTC)の仕組みと特徴
それでは、ビットコイン(BTC)の仕組みと特徴に関して解説していきましょう。
ビットコインの代表的な仕組みと特徴はこの3つです。
- 中央銀行が存在しない
- ブロックチェーンでインターネット上に分散保存される
- 発行枚数に上限がある
ひとつづつ見ていきましょう。
【ビットコインの仕組みと特徴 ①】中央銀行が存在しない
ビットコインには、中央で通貨を管理する仕組みがないと言う特徴があります。
これを理解するために、まずは私たちが普段使っている「円」などの法定通貨の仕組みを簡単に説明しましょう。
現在、世の中に出回っている通貨のほとんどには、管理する国(政府や中央銀行)があり、その管理する国が通貨の価値を保証しています。
例えば日本の場合、日本政府が円を管理し、円の価値を保証しているという形です。
このように国の保障があるため、1万円札という紙に1万円と言う価値がついています。
ビットコインには、このように中央で通貨を管理する仕組みがありません。
国家という中央集権的な権威からの影響を受けない通貨がビットコインなのです。
では、どのようにして価値を保つのでしょうか?
次の節を見ていきましょう。
【ビットコインの仕組みと特徴 ②】ブロックチェーンでインターネット上に分散保存される
ビットコインは「ブロックチェーン」という技術を使って運用されています。
ブロックチェーンとは、情報を記録する技術の一種です。
一言で言うと「みんなで管理する台帳(売買の金額などを記しておく帳簿)」ですので、ビットコインの取引履歴は全てこのブロックチェーンに刻まれています。
「みんなで管理する」ということは、言い方を替えるると「分散して管理する」ということです。
取引に参加している端末が個々でつながり合う、「P2P(ピアツーピア)」というネットワークのよって作られています。
中央集権的な今までの場合、中央の管理するサーバがダウンすると、全体のシステムが止まってしまいますよね。
しかし「P2P」の場合、個人同士が分散して情報を管理しているため、一部の端末が停止してもシステム全体がダウンすることはありません。
ビットコインは、このような仕組みの上に作られているのです。
【ビットコインの仕組みと特徴 ③】発行数に上限がある(2,100万 BTC)
ビットコインは発行数が2,100万枚と決められています。
私たちの使う「円」のような法定通貨は、発行枚数を設定していません。
中央銀行が通貨の流通量をコントロールすることによって、景気の誘導をしているためです。
しかし、国家のような中央で通貨の流通量をコントロールする存在がいないビットコインは、上限なしに通貨を発行し続けると、どんどん価値が下がってしまい、通貨として成り立たなくなってしまいます。
そのため発行数に上限を設け、希少価値を付けることで、ビットコインは価値を保っているのです。
ビットコインはデジタルゴールドとも言われており、その理由が「ゴールドの量」と「実用性」と言われています
ゴールドの量は50mプール3杯分(4杯とも言われる)しかないと言われており、その希少性から価格が保たれているのです。
ゴールドに価値があることはわかっていますが、実用性が低いと言えます。
例えば、スーパーで買い物をする時、会計でゴールドを使うことはほぼできないですよね?
同じように、ビットコインも買い物などには不向きで、どちらかというと投資などに使われています。
このように、価値を保つの構造が「ゴールド」と「ビットコイン」では似ているため、ビットコインを「デジタルゴールド」と呼ぶようになりました。
ビットコイン(BTC)のメリット
それでは、ビットコインのメリットについて解説していきましょう。
ビットコインのメリットは大きく3つです。
- スピーディな取引が可能
- 手数料が安い(場合による)
- ビットコインが使える場所であれば海外でも使える
それではひとつづつ見ていきます。
【ビットコインのメリット①】スピーディな取引が可能
スピーディな取引が可能です。
これは、「個人同士で直接の送金ができる」と言う特徴が関係しています。
このように言うと、「今までも振込などで個人間でのやり取りはあったのでは?」と思うかもしれません。
しかし、個人と個人の間には銀行が入っており、基本的には送金から着金までにタイムラグが発生します。
例えば、銀行が休みの期間は振込が反映されません。
海外に送金する際も同様に大きく時間がかかり、手数料もとても高いです。
一方ビットコインの場合、個人のウォレット(仮想通貨のお財布)に、直接送金することができます。
そのため、インターネット環境さえがあれば、スピーディに時間や場所にとらわれることなく、ビットコインの送金や受け取りができるのです。
【ビットコインのメリット②】手数料が安い(場合による)
手数料が安いのもメリットのひとつです。
こちらも「個人同士で直接の送金ができる」と言う特徴が関係しています。
「場合による」としたのは、「使う仮想通貨取引所」と「普段あなたが使っている銀行」「どこに送金するか」によっては、ビットコインのやり取りの方が高くなるからです。
主に海外送金はとても安く、スピーディに行うことができるでしょう。
現在、海外送金には手間がかかり多くの時間を必要とします。
そして、銀行などが間に入るため手数料がとても高いです。
しかしビットコインの場合は個人同士で直接の送金ができるため、安く抑えることができます。
【ビットコインのメリット③】ビットコインが使える場所であれば海外でも使える
ビットコインは国が作った通貨ではなく、世界共通の価値を持っているため、ビットコイン決済を導入している場所であれば、国は関係なく使うことができます。
しかし、現状ビットコインが使える店舗は少なく、価値も安定しているわけではないので、使い勝手がいいとは言えません。
将来的に改善していけば、使い勝手が良くなり、世界共通通貨として世界中で使われるようになるかもしれませんね。
ビットコイン(BTC)のデメリット
それでは、ビットコインのデメリットについて解説していきましょう。
ビットコインのデメリットは大きく3つです。
- 価値が保証されていない
- 通貨の値動きが大きい
- 決済に関するインフラが整備されていない
それではひとつづつ見ていきます。
【ビットコインのデメリット①】価値が保証されていない
「ビットコインの仕組みと特徴」でもお伝えしたように、ビットコインには中央で通貨を管理する仕組みがなく、価値の保証がされることはありません。
中央で管理する仕組みがないと言うことには、メリットがある反面、デメリットにもなると言うことですね。
つまり、需要と供給で価格が決まるため、需要が下がると価値も下がってしまいます。
しかし、エルサルバドルの法定通貨にされるなどを考えれば、需要がなくなることの方が考えにくいように感じます。
それに、2100万枚の数量が決まっている特徴を考えれば、今後も価値は上がるかもしれませんね。
【ビットコインのデメリット②】通貨の値動きが大きい
価格の変動(ボラティリティ)は大きいです。
そのため、投資対象としてはある程度のリスクを考えないといけません。
ビットコインは仮想通貨の中では歴史のあるコインですが、仮想通貨自体の歴史が浅いため、今後どうなるのかが読みづらいと言えます。
例えば、大きい国が規制を強化するなどが起これば、需要は激減するでしょう。
また、世界的に見ても仮想通貨を持っている人数はまだ少なく、需要と供給のバランスが安定していません。
しかし、見方によっては価格変動が激しいことで儲けるチャンスがあると捉えることもできるので、これをメリットと見るかデメリットと見るかは、その人次第ですね。
もちろん、リスクが伴いますので無理のない投資をすることをおすすめします。
【ビットコインのデメリット③】決済に関するインフラが整備されていない
まだビットコインが世間で広まっていないため、インフラがしっかりと整備されていません。
ビットコインでの決済が可能な店舗はまだまだ少ないですし、ビットコインの性質上、送金などの取引が行われると、その内容の検証⇨不正や間違いがないことが確認⇨取引が確定と言う流れになります。
そうなると、数秒での即時決済はまだ難しいでしょう。
これから、ビットコインに対応したサーブスが増える可能性は高いと言えますが、どれくらいの規模感になるかは今後のお楽しみですね。
ビットコイン(BTC)の将来性
結論、ビットコインが将来どうなるかはわかりません。
「価値がまだまだ上がる。」と言う方もいますし、「仮想通貨に将来性はない。」と言う方もいます。
当然のことですが、将来の事など誰もわからないのです。
しかし、将来のことを予測することはできます。
過去の動向や、技術の進化を知ることは必須でしょう。
最終的な判断はあなたがするものですが、その判断の良い材料になるはずです。
少しビットコインの歴史を見てみましょう。
⇩ はビットコインができてから2023年4月までの価格を表したグラフです。
ビットコインは大きな上昇・下落を繰り返しながら、現在で1Bitcoin数百万の値がついています。
以前「ビットコインで大損した!」とテレビで言っている芸能人を複数人見ませんでしたか?
2014年あたりを見てください。 わずかに上がっているのが見えますね。
この時に起きた「マウントゴックス事件」で大幅にビットコインの価格が下がった時に、「ビットコインで大損した!」と言っていたのです。
本当に大幅下落したのですが、2023年現在振り返ってみると、誤差レベルの下落だったわけです。
今もしっかりとビットコインを持っていれば、今頃数百倍の利益になっていたでしょう。
こんな悔しい思いをしないためにも、今後を予測する重要なポイントをしっかりチャックしておいてくださいね。
仮想通貨と言ってもその種類は数百種類以上あるため、ここではビットコインの値が動くタイミングを見ていきます。
ビットコインの価格が上昇する3つのタイミング
前提として、ビットコインは、最大で2,100万枚しか存在しないという上限があります。
つまりビットコインの供給量は決まっており、増えることがありません。
そのため、需要が増えると価格が上がる性質があります。
この性質があるため、長い目でみると価格は上昇すると言う意見があるのです。
ここでは、この理由以外で、ビットコインの価格が上昇するタイミングを3つピックアップしました。
ビットコインの価格が上昇するタイミングはもちろん決まっていませんので、参考程度にチェックしておきましょう。
- ビットコインの半減期
- 企業や金融機関などの参入・国家の法廷通貨採用
- 大型アップデート
ビットコインの半減期
ビットコインの決まりとして、ある基準に達するたびに、ビットコインのマイニング報酬が半減します。
このことにより、ビットコインの供給が低下し、需要が供給を上回ると、ビットコイン価格は上昇する可能性が高いです。
企業や金融機関などの参入・国家の法廷通貨採用
ビットコインに対する企業や機関投資家の参入が増えるにつれて、ビットコイン市場はより流動的になり、需要が増えることで価格が上昇する可能性があります。
また、ビットコインに関連する金融商品の登場や、金融機関によるビットコインの保有・取引に対する積極的な姿勢が、ビットコイン市場にとって好影響を与えることがあります。
また、ビットコインが国家の法廷通貨として採用された場合も値上がりする可能性が高いと言えます。
2021年9月、世界初でエルサルバドルがビットコインを法定通貨としました。
その同年11月に過去最高値の約740万円を記録したのです。
ちなみに、2022年4月に中央アフリカ共和国、2022年10月にはスイスのルガノ市もビットコインを法廷通貨として採用しました。
大型アップデート
ビットコインは大型アップデートを繰り返して進化していきます。
このアップデートのタイミングで価格が上がりやすいです。
例えば、ライトニングネットワークと言う「ビットコインの送金速度のアップ」「少額決済を安価に実行」をするために作られた送金手段の性能が上がれば、ビットコインをより簡単に使えるようになるため、需要が増加し、価格が上昇する可能性があります。
ビットコインの価格が下落する3つのタイミング
ビットコインが下落する理由はたくさんあります。
著名人の発言やロシアがウクライナに侵攻などの予期せぬ出来事で下落しました。
中でも大きく下落する可能性が高い(過去下落した)タイミングを3つ見ていきましょう。
- ハッキング
- 規制の強化
- 金融引き締め
ハッキング
取引所や投資家がハッキング被害を受ける可能性があります。
有名な事件が、「マウントゴックス事件」です。
2014年2月に仮想通貨取引所のマウントゴックス社が大規模なハッキングを受け、当時の価格で約490億円分のビットコインが流出してしまったのです。
このようなネガティブなニュースが流れると、評判も悪くなるため価格も下がります。
ちなみに、この事件から、取引所や第3者に預けていた資金を持ち逃げされることを「ゴックス(GOX)」と言うようになりました。
規制の強化
ビットコインの使用を縛る法律が制定される可能性があります。
例えば、2021年9月1に中国が仮想通貨関連サービスを全面的に禁止する発表をした時や、韓国が仮想通貨に関する新規制を発表し、多くの取引所が閉鎖した時に大幅に価値は下落しました。
このような場合、ビットコインの需要が減り、価格が下がる可能性が高いのです。
金融引き締め
基本的に、金利が上がるとビットコイン価格が下落します。
2022年にアメリカが金利を大幅に引き上げて金融引き締めを行った時、株価と共にビットコインの価格も大きく下落しました。
理由は、金利を上げて金融引き締めをすると、企業や個人は銀行からお金を借りにくくなるからです。
企業や個人が、銀行からお金を借りにくくなると言うことは、新しい経済活動がしにくくなると言うことで、経済活動が押さえつけられる形になってしまいます。
そのため、保有しているビットコインを売りに出したり、リスク資産と言われるような株や仮想通貨に投資する人が少なくなるのです。
ビットコイン(BTC)始め方
ビットコインの始め方はとても簡単です。
3STEPでビットコインを手に入れることができますよ。
口座解説方法もシンプルでその日のうちにビットコインを手に入れるはずです。
手順はこちら ⇩ です。
この手順をまとめた記事がありますので、こちらでビットコインを購入してみてください。
「NFTの始め方」と言う記事ですが、ビットコインを買う手順は同じです。
【まとめ】ビットコイン(BTC)とは?
いかがでしたか?
ビットコインとはなんなのかを理解して、興味を持っていただけたら嬉しいです。
実際に買ってみると、もっと興味を持てますし、当事者として情報の吸収力も上がります。
ですので、この機会を機におすすめ仮想通貨取引所3選を見て始めてみましょう。
それでは、最後にこの記事の復習をして終わりです。
ブロックチェーンを使った世界初のデジタル通貨です。
仮想通貨の一つであり、主にインターネット上の取引で使われます。
- 中央銀行が存在しない
- ブロックチェーンでインターネット上に分散保存される
- 発行枚数に上限がある
- スピーディな取引が可能
- 手数料が安い(場合による)
- ビットコインが使える場所であれば海外でも使える
- 価値が保証されていない
- 通貨の値動きが大きい
- 決済に関するインフラが整備されていない
結論:ビットコインが将来どうなるかはわからない。
しかし、予測はできる。
予測の材料として、ビットコインの価格の上昇・下落を見る。
- ビットコインの半減期
- 企業や金融機関などの参入・国家の法廷通貨採用
- 大型アップデート
- ハッキング
- 規制の強化
- 金融引き締め
【完全版:NFTの始め方】のSTEP③まで行けば、仮想通貨を手に入れることができる。
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