「え!? 送料無料じゃないの?」
「安い!」と思って買った明太子。よくよく見たら「送料がめちゃ高かった。。」
なんてことありませんか?
結果、高い買い物してしまった時は、一人夜空を見上げて泣くと思います。
こうならないために、OpenSeaでの買い物も、十分気をつけないと損しちゃいます。
あなたが楽しい買い物ができるように、
OpenSeaでNFTを買うときにかかる、「ガスフィー」に関して詳しく解説してきます!
⇩こんな人は是非読んでみてください(^^)
NFTアートを買う時に「ガスフィー」という謎のものあると聞きました。
お高いとの噂を耳にします。。
しかし私は、できるだけ安く買い物したいのです!
無駄なものには、1銭も払いたくないのです!!
誰か!むずかしい言葉は使わないで、
やさしく教えてー!!
まかせてください!
それでは早速はじめましょう!
ガスフィー(Gas Fee:ガス代)とは?
ガスフィー(Gas Fee:ガス代)とは?
イーサリアムの取引(取引:トランザクション)をするときにかかる手数料のことです。
仮想通貨の送金を認めてもらうには、取引をした内容を承認してもらうという作業が必要になります。
その承認作業をする人たち(マイナー)に払う手数料がガスフィー(Gas Fee:ガス代)です。
マイナーが承認作業をしないと、いつまでたっても取引は成立しません。
ガスフィーは、この仕組みを動かすための「燃料」のようなもの、「燃料」=「Gas」と言うことで、 ”ガスフィー(Gas Fee:ガス代)” と呼ばれるようになりました。
ガスフィーの計算方法
早速、ガスフィーを安く抑える方法に行きたいのですが、この方法を理解するには ”ガスフィーの計算方法” を理解した方がいいですが、もし「内容は理解しなくていいから、方法だけ知りたい!」と言う場合は、次の章に行って下さい。
ガスフィーの計算式は ⇩ です。
ガスリミット×ガスプライス(基本料金 + チップ)=ガスフィー
ガスリミット(Gas limit)とは、取引で使われるガスの上限です。
このリミットまでガスを消費する場合があります。
調整して、もっと安くすることもできますが、自動で表示されている数値のままをおすすめします。
【理由】
ガスフィーだけ払って、商品を手に入れることができない可能性がある!!
どう言うことかというと、マイナーは大きい利益を得るため、ガスフィーの高い案件から処理していきます。
そのため安く設定しすぎると、処理が行われません。
また、 ” 取引を完了させるのに必要なガス代 ” よりも低くガスリミットを設定してしまった場合、取引が完了せずに戻されてしまいます。
しかし、マイナーはすでに取引を処理するための労力を割いているため、取引が完了しなくても、その分の手数料(ガスフィー)を受け取ります。
よって ”ガスフィーだけ払って、商品を手に入れることができない” と言う最悪な状況になってしまうのです。
ガスプライス(Gas Price )とは、 基本料金 + チップの値段です。
【基本料金】
取引に使う、最低限必要なガス代です。
この値段は需要の量によって決定されるため、大きく変動します。
ユーザー数の多い時間より、少ない時間帯の方が値段が安くなるので、必ずここをチェックしましょう。
確認の仕方は次の章で詳しく話します。
【チップ】
優先的に作業してくれる手数料です。
マイナーは高額チップの案件から優先的に取り掛かります。
チップを安めに設定すれば、後回しになるため、取引完了まで時間がかかりますが、払う額は少なく済みます。
チップを多めに設定すれば、早く取引を完了させることができるので、オークションなど早く取引を完了させたい場合は、チップを多めに設定するのもいいでしょう。
使われる単位は「wei(ウェイ)」
イーサリアムの最小単位で1wei=0.000000000000000001ETHです。
しかし、0が多すぎるので、基本的には「Gwei(ギガウェイ)」を使います。
1Gwei=0.000000001ETHです。
例えば、 ⇩ の場合を見てみましょう。
①ガスリミット(Gas limit:最大手数料)=300000Gas
②基本料=40Gwei
③チップ=1.5Gwei
300000Gas×(40Gwei+1.5Gwei)=12450000Gwei
1Gwei=0.000000001ETHのため
12450000Gwei=0.01245ETC
この値段はあくまで最大料金で、実際に使った額のみが残高から引かれるので、基本はこの値段より安くなります。
ガスフィーを安く抑える方法
ガスフィーは一定でなく、時期によって大きく変動します。
曜日、時間帯、分、秒単位で大きく変動するのです。
これを確認しないで購入してしまうと「商品よりガスフィーの方が高い!!」と言うことも、普通におきます。
気をつけないと「ガスフィー2万です。」と言うことが、日常茶飯事なのです。
恐ろしいですね。。
でも、しっかり確認すれば大丈夫です!
結論を先に伝えておきます。
「安い時間帯をチェック!」「ガスプライスを ”低” にする!(急ぎじゃない場合は)」です。
では詳細を見ていきましょう。
安くなるタイミングをチェック
これが一番重要です!
ツールを使って、見てみましょう。
これはGasNow Gas Price Estimationと言うサイトです。
濃い赤色になっている箇所が、ガスフィーが ”高いタイミング” で、薄いピンクになっている箇所が ”安いタイミング” です。
この場合、一番高いタイミングが木曜日の深夜帯で、一番高い数字が「244.5」になっています。
そして、一番安いタイミングが日曜日の昼過ぎの時間帯で、一番安い数字が「18.7」です。
その差、約13倍!!
価格の変動が異常ですので、絶対に相場を把握して購入しましょう!
こんなことも起こります。 ⇩
7,198Gwei。。。
このタイミングで購入するときのガスフィーは、ざっくり2ETHくらい。
1ETH=40万円の場合、80万円と言うことになります。。。
これは異常なタイミングですけどね。
買いたいタイミングにもよりますが、先ほどの画像を見ると30Gwei以下、できれば20Gwei以下を狙った方が良さそうです。
このような相場を確認するツールはいろいろありますが、代表的なものをあげておきます。
ガスプライス(Gas Price)を調整する
ガスリミットと、ガスプライスは自分で調整できます。
しかし、ガスリミットはいじらない方がいいので、ここではメタマスクでの、ガスプライス調整方法を紹介します。
ガスリミットはいじらない方がいい理由は、「ガスフィーの計算方法」の章で説明していますので、チェックしてみて下さい。
まず、簡単な調整方法です。
Open SeaでNFTを購入する際、メタマスクが開き ⇩ の画面になります。
赤四角の「市場」をクリックして下さい。
今回は例として「市場」の詳細を見てみます。
赤四角の「!」にカーソルを合わせて下さい。
今回、「市場」では ⇩ のガスフィーの内訳になりそうです。
ガスフィーの計算式は ⇩ でしたね。
ガスリミット×ガスプライス(基本料金 + チップ)=ガスフィー
計算してみましょう。
ガスリミット(ガス限度額)=316181Gas
基本料金(最大基本手数料)=61.8581Gwei
チップ(優先手数料)=1.5Gwei
316181×(61.8581+1.5)=20032627.4Gwei
1Gwei=0.000000001ETHのため
20032627.4Gwei=0.0200326274ETHとなります。
STEP1の画像では「最大手数料:0.01955834ETH」と書いてあります。
「あれ? 」となりますが、
常に価格が動いているため、この程度の差は誤差です。
次に細かい設定方法です。
先ほどと同じく、Open SeaでNFTを購入する際、メタマスクが開き ⇩ の画面になります。
赤四角の「市場」をクリックして下さい。
「!」にカーソルを合わせると、メッセージが出てきます。
私も慣れていない場合、ここはいじらない方がいいと思います。
細かい数字の設定です。
安く設定すると赤字で書かれたメッセージが出てきます。
自己責任で設定しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
私は最初「ガスフィー高い!!」って思いました。
商品より送料が高い買い物なんて、普段の生活では絶対しないですからね。
今はNFTのニーズが高まり、ユーザーが増えたことによりガスフィーは高くなっています。
その中でも、できるだけ ”安く” ”楽しく” 買い物するには「ガスフィーを抑える!!」これは鉄則です。
「安い時間帯をチェック!」「ガスプライスを ”低” にする!(急ぎじゃない場合は)」この2つは是非覚えておいて下さい。
これから技術の進化とともに、このガスフィーも安くなっていくはずです。
しかし、その日がいつになるかはわかりません。
今、最新テクノロジーに触れることに意味があります。
安くなるその日を待って購入するのではなく、”今” 踏み出してみてはいかがでしょうか?
損をしない方法は伝授しました。
さぁ初めの一歩を踏み出してみましょう。
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