仮想通貨の暴落!!
パニックになっている人も、少なくないのではないでしょうか?
何を隠そう、私もプチパニック起こしました。
こんなに下がるとは思わなかったです。
しかし、「なぜ落ちているのか?」と言うことがわかれば、落ち着いて対処できます。
今回の暴落、いい機会ですので「仮想通貨暴落の歴史」も合わせて解説していきましょう。
⇩こんな人は是非読んでみてください(^^)
ぎゃー!!
この前買ったばかりのイーサリアムがー!
価値が半分以下になるなんて聞いてないよ!
あー仮想通貨怖い💦
こうしちゃいられない!
早く売らなきゃ!もっと下がっちゃう!
ちょっと待って下さい✋
この記事を読んでからでも遅くないです!
「なぜ落ちているのか?」を理解してから行動に移して下さい。
それでは早速はじめましょう!
2022年 仮想通貨暴落の概要
「ビットコイン、イーサリアムは今が買い時?」と言われればこう答えます。
結論:「余剰資金で長期保有をする形を考えている場合は買いです。」
あくまで私個人の意見ですので責任は負えませんよ。
これから、今回の仮想通貨暴落の原因を解説していきますので、あなたなりに考えてみてください。
5月の大暴落
2022年5月は、歴史的な暴落が起こりました。
どのような内容なのかみてみましょう。
アメリカの金融引き締め
アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)がインフレを抑制するため、利上げ(金融引き締め)をしました。
その影響で、リスク資産から資金が流れてしまったことが今回の暴落理由の一つです。
意味がよくわからない! と言う方は、 ⇩ で「利上げ」「リスク資産」「インフレ」を簡単に説明しています。
この3つの言葉を理解すれば、下落理由の大枠がわかりますよ。
「インフレ/デフレ」「利上げ/利下げ」で市場をコントロールすることにより、経済状況のバランスをとっていきます。
2021年、コロナに伴う利下げ(金融緩和)が行われたことで、金融市場に大量の資金が流れ込みました。
しかし、現在 ⇩ の理由により、アメリカのインフレが急速に進行したため、利上げ(金融引き締め)を実施し、インフレ抑制をしています。
- コロナウイルスのまん延による、物品の供給網(サプライチェーン)の混乱
- ウクライナ情勢による原油高
「利上げをして、金利が高くなっている」と言うことは「安全資産に投資しても、今までの安全資産より高い利率で運用できる」と言うことです。
リスク資産ほどのリターンは期待できないですが、そもそも今リスク資産を持っていても、リターンを得ることが期待できないのであれば、利率の上がった安全資産に入れていた方がいいですよね?
ですので、高リスクの株式や仮想通貨に入れていた資産を、低リスクの資産に移している状態です。
よって、高リスクの株式や仮想通貨の価格が下がっていると言うことです。
「LUNA(ルナ)」と「UST(ユーエスティー)」の大暴落
5月大暴落の原因2つ目は、「LUNA(ルナ)」と「UST(ユーエスティー)」の暴落です。
この「LUNA(ルナ)」と「UST(ユーエスティー)」の暴落は、「信頼されていたシステムが崩壊した」と言うこと原因であり、ネガティブな理由で、仮想通貨全体に影響が出てしまったのです。
「LUNA(ルナ)」と「UST(ユーエスティー)」の暴落の理由に関しては ⇩ で説明しています。
興味があればチェックしてみて下さい。
6月の大暴落
5月に暴落が起き、まさかの6月にも暴落が起きました。
どのような内容でしょう。
【6月10日】米CPI(消費者物価)が市場予想を上回る
結論:「 ”米CPI(消費者物価)が市場予想を上回る” と言うことによって ⇩ の連鎖が起きる可能性がある」と言うことが、仮想通貨暴落原因の一つと言われています。
高インフレ ⇨ 利上げをする可能性が高くなる ⇨ 景気が悪くなる ⇨ リスク資産(株式や仮想通貨など)から安全資産(金や債権)に移す ⇨ リスク資産の人気が下がる ⇨ リスク資産の価値暴落
日本時間 6月10日 21:30 発表の「米CPI(消費者物価)」が市場予想を上回りました。
インフレの最悪期は終わったと期待されていましたが、5月の消費者物価指数は前月比1%、前年同月比8.6%となり、1981年以来の水準を付けてしまったのです。
その結果、米国株や仮想通貨などのリスク資産は大幅下落しました。
仮想通貨の下落に関しては、仮想通貨の貸出業者「米セルシウス・ネットワーク」が、顧客による引き出しや資金移動の停止を発表したことも、投資家の不安を高め、売りにつながったようです。
暴落の歴史
仮想通貨暴落の原因は色々とあり、複雑に絡み合っています。
しかし、原因の多くは ⇩ にあげられる事例であると言えるでしょう。
- 大国の仮想通貨への規制強化
- 株式市場・為替市場との連動
- 仮想通貨のハッキング被害
- 著名人の発言
- 急騰後の反動
- 金融引き締め
それでは具体的に、実際に起こった事例を見ていきましょう。
2017年9月:中国で仮想通貨取引所が閉鎖
2017年9月に、ビットコイン価格が3日間で30%程度下落しました。
原因は、中国政府の暗号資産禁止政策と言われています。
ICOが全面的に禁止、ビットコイン取引が制限されたのです。
また、2018年1月に中国の大手マイニングプールViaBTCがマイニング事業を廃止したことで、再度ビットコイン価格が30%ほど下落しました。
2018年1月:仮想通貨バブル崩壊
約1週間で36%ほど価格が落ち、1BTC=約166万円 ⇨ 1BTC=約104万8千円になりました。
2017年12月から続く暴落により、利益確定に動く流れが強まったとも言われています。
また、誤情報でしたが韓国で「暗号資産交換業者を全面的に禁止」という発表があったことも影響したようです。
2018年11月:ハッシュ・ウォー
ビットコインは1BTC=40万円台まで値を下げました。
ビットコインキャッシュ(BCH)による「ハッシュ戦争(ハッシュウォー)」でした。
「ハッシュ戦争(ハッシュウォー)」とは、簡単に言うと
「今後の方向性(ブロックチェーン分かれ道:ハードフォーク)をめぐって争うこと」です。
当時、ビットコインキャッシュでは、今後の方向性(ブロックチェーン分かれ道:ハードフォーク)をめぐって、
ビットコインABC派 vs ビットコインSV派 の構造になってしまいました。
ビットコインABC派 :シンプルで、安定した、セキュリティの高いものにしたい
ビットコインSV派 :機能拡張に力をいれて、より革新的なものにしたい
暗号資産では、「マイニングのために費やされるマシンパワー(ハッシュパワー)」を持っているほうが決定権を取れます。
そのため、ABC派とSV派は採算を無視しても、ハッシュパワーを高く保とうとしてきました。
しかし、マイニングが赤字になる以上、その赤字分はどこかで補てんしなければなりません。
すると、「マイニング業者が持っているビットコインを大量に売るのでは??」という不信感が生まれました。
ビットコインが大量に売られれば、ビットコインの価値も下がりますので、「その前に売ってしまおう」という動きが強まり、結果的に暴落を招くこととなりました。
2019年7月:G20での仮想通貨規制に対する懸念
2019年7月、ワシントンで開かれたG20において、仮想通貨のリスクを不安視する文書がまとめられたことによって、ビットコインの価格も暴落しました。
G20は世界の主要国・地域で構成される会合であるため、世界中の投資家が注目していました。
そこで仮想通貨のマイナスの面が取り上げられたため、ビットコインの将来性を不安視した人たちが、大量のビットコインを売りに出したことが、暴落を招きました。
2020年2月:新型コロナウイルスによる世界経済に対する不安
コロナが世界中に拡大し、これにともない金融市場が不安視され、その影響でビットコインが暴落してしまいました。
2021年5月:イーロンマスク氏によるツイート
2021年5月には、アメリカの大手仮想通貨取引所「コインベース」が上場し、一時は価格が上昇したものの、その後下降トレンドに転換しました。約10日間で100万円以上の暴落でした。
仮想通貨取引所の初上場は話題性を呼びましたが、裏を返せばそこが限界とも考えられます。上場のタイミングで利確する投資家たちが多数現れ、仮想通貨バブルの崩壊へとつながったのです。
イーロン・マスク氏は 2021年 3月24日 に、テスラがビットコインでの決済に対応することを明らかにしました。
しかし、それからわずか49日後にサポートの停止を発表しました。
この言動により、投資家が今後のビットコインを不安視し、41兆円あまりの資金が流出するなど、仮想通貨市場に大きな混乱を起こしたのです。
暴落に備える
冒頭にもお伝えしましたが、
結論:「余剰資金で運用して、長期投資する」です。
「それって、暴落に備えてるって言える?」と、言われそうですね。
しかし、長い目で辛抱強く待てることこそが一番、暴落への備えと言えると思います。
言い方を変えれば、「将来、上がることを信じれないような仮想通貨は買わない」です。
短期間でのトレードをお考えであれば、私はおすすめしません。
短期トレードは、熟練した投資家も仮想通貨の先を予測するなんてなかなかできるものではありませんので
そんな難しい仮想通貨投資を、初心者がすぐにできるようになるなんて魔法はないのです。
と、色々つまらないことお伝えしましたが、それでも「具体的な対策を!」と言う方に、一般的に言われている基本的な対策をお伝えします。
分散投資
保有する仮想通貨の種類を多くして、できるだけ分散する。
しかし!!
ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)は、ビットコインの価格変動に大きく影響されるので、あまり意味ないと思います。
あなたの資産が減るリスクを抑えるには、仮想通貨以外の資産に分散させることが重要でしょう。
例えば、3割現金、3割インデックス株、2割国債、2割仮想通貨のような感じです。
仮想通貨はハイリスク、ハイリターンですのでお気をつけ下さい。
自分なりの損切りのルールを決める
買った時の価格より安い価格でも売ってしまうこと。
購入した株式の価格が下落して、その後の回復が見込めないと判断した場合に有効です。
なかなかできるものではありません。
始めたばかりの人は「まだ値上がりするかもしれない」と保有し続けた結果、損失が膨らむとことが多いです。
ですので、「30%下落したら売る」など、最初に自分ルールを決めておきます。
しかし!
仮想通貨は価格の変動(ボラティリティ)が大きいので、初心者がその設定をすることが難しいうえに、なかなかそれを実行できません。
よって、先ほどお伝えした「将来上がることを信じれないような仮想通貨は買わない」と言う言葉通り、
余剰資金で長期保有する。
いわゆる「ガチホ(ガチホールドの略)」をおすすめします。
どんだけ下がってもガチホです。
損切りを考えることなくガチホです。
簡単ですね。
底値を見極めて購入する
「それができれば苦労しない」と言う言葉は、一度飲み込んでください。
「一度チャートを見て自分なりに考えてみる。」
「YouTube発信などの情報で勉強する。」
と言うことが大事です。
しかし、その発信者の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
あくまで参考です、
少額の資金で勉強したことを元手に、自分なりに考えて投資してみましょう。
自分で実際に行動して、失敗しながら学ぶことが最短距離と思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
冒頭に私はこう答えました ⇩
「ビットコイン、イーサリアムは今が買い時?」と言われれば、「余剰資金で長期保有をする形を考えている場合は買いです。」
「2022年 仮想通貨暴落の概要」「暴落の歴史」をみてあなたはどう思いましたか?
「短期間にいろいろありすぎでしょ。。」「価格の変動大きすぎて怖いよ。。」
と、思いませんか?
私もそう思います。
しかし、仮想通貨やNFTなどを触ってみて、知れば知るほど将来性が計り知れない、大きな可能性を感じます。
特に私は、NFTを中心に発信していますので、イーサリアムの秘めた力はこれから色々なイノベーションを起こすと思っています。
2022年6月現在の、この低い価値が今後数年、数十年続くと思いますか?
私は思いません。
すでにイーサリアムは仮想通貨界のインフラと言えるでしょう。
今後、WEB 0.3、メタバース、DAOなど発展していくであろう概念がたくさんあります。
それになくてはならないものの一つが、仮想通貨と言えるでしょう。
ですので、今回の下落は長期的な目線で見ると、異常な過小評価をされている状態。
言い方を変えれば「イーサリアムの超特大バーゲンセール状態」と言う感じです。
「興味あるけどまだ仮想通貨を持っていないよ。」と言う方は、是非始めましょう。
超特大バーゲンセールだからと言って、いきなり無理した額を買うことは注意してください。
おすすめは「小額から始める」と言うこと。
そして、始めの一歩は「取引所で仮想通貨を買う」ことです。
⇩ の記事で、おすすめ取引所を紹介しておりますので、早速初めてみましょう。
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