最近テレビなどでも「NFTアート」が取り上げられていますね。
「ドットの絵が約27億円!」なんて仰天のニュースから、世界では「1枚のNFTアートが75億円で落札!」など、にわかには信じられないことが起こってます。
言葉を選ばずに言えば、これらは「ただのデジタルの画像」です。
わかります。わかりますよその気持ち!「あやしい!どうせフェイクニュースでしょ?」ですよね。
否! 全て事実です!
これが現実! これが「NFTアート」なんです!
⇩こんな人は是非読んでみてください(^^)
NFTアートってなんかあやしいな。
けど、すごい気になる!
誰か!むずかしい言葉は使わないで、
やさしく教えてー!!
まかせてください!
それでは早速はじめましょう!
NFTアートとは?
いきなり結論です。
「NFTアート」とは、「ブロックチェーン”という技術を土台に作られたアート」のことです。
ここで 「”ブロックチェーン” ”NFT” という言葉がわからない!」という方いると思います。
そんなあなたは、”ブロックチェーン” ”NFT” を、下記ページで解説しているのでチェックしてみてください。
ここでは「 ”ブロックチェーン” という技術を土台に作られたデジタルアート」と、思っていただけたら一旦OKです。
後ほど、特徴などを解説します。
ちなみに、よく誤解があるのですが、「NFTアート=デジタル画像 」ではありません。
”アート” と言うことは、”絵” も ”写真” も ”音楽” も ”動画” も含まれるのです。
テレビなどで取り上げられるのが、絵の分野が多いため、このような誤解が生まれてしまいました。
しかし、”NFT” と ”絵” の相性はとても良く、盛り上がっているのはやはり ”絵” の分野なのでしょうがないですけどね。
これまでも、デジタルアートはネット上にたくさんありましたが、簡単にコピーすることができたため、資産価値はほとんどありませんでした。
しかし、ブロックチェーン技術によって、NFTが生まれ、偽造ができない証明書を発行することができるようになり、そのアートの歴代所有者情報を、全て記録・確認することができるようになりました。
そのため、デジタルアートに資産価値が生まれたのです。
そして、現在はこのようなNFTアートを簡単に取引できるマーケットもあるため、簡単にNFTアートを手に入れることができるようになりました。
中でも「OpenSea」が一番有名で大きいマーケットプレイスです。
NFT作品の買い方・作り方に関しては ⇩ をご覧ください。
NFTアートの特徴
NFTアートの特徴は、NFTの特徴とほぼ同じです。
ですので、先ほど紹介した記事「シンプルに理解できる! NFTとはなに?【初心者にわかりやすく解説】」と内容がかなり被りますので、ここでは簡単に説明します。
唯一無二の証明
ブロックチェーン技術を使っているため、改ざん、不正取引などがとても難しいです。
この技術を使って、すべての作品に ”所有者情報” や ”本物の証明” が記録されているので、信用度が高い証明ができます。
そのため、簡単にコピーできる今までのデジタルアートとは違い、資産価値が生まれたのです。
また、コピーしても偽物とすぐにわかるため、アーティストの権利を保護することにもつながります。
誰でもNFTアートを売買・投資できる
NFTコンテンツを自由に、簡単に移動ができるようになります。
そのため、どこでも取引でき、誰でもNFTアートを売買・投資できるようになりました。
「OpenSea」のように、NFTアートを簡単に取引できるマーケットもあるため人気が高まってます。
2次流通で手数料を得ることができる
NFTには、”プログラマリビティ” と言う機能があります。
プログラマリビティとは、「いろいろな付加機能を、プログラムして実行できるようにする」と言うことです。
そこで、「2次流通で手数料が受け取れる」と言うように設定すれば、転売が繰り返される度、作者に手数料が支払われます。
NFTアート 2つの種類
NFTアートは大きく、2種類に分けられます。
1点しかないタイプの「1点もの」と、コレクションとして何個も欲しくなるような「コレクティブ」です。
アートと言うと、イメージとしては「1点もの」のイメージが強いかと思います。
しかし、NFT界ではコレクション性のあるアートの方が人気です。
それでは、この2つを少し掘り下げてみましょう。
1点もの
「1点もの」と言うように、「この世に1つしかない」希少性の高いものです。
例えば、レオナルド・ダ・ビンチの描いた「モナリザ」や、ピカソの描いた「泣く女」のように、この世に1点しかない希少性が、より作品の価値を高めます。
今までの ”実態のあるアート” の場合は「鑑定書」が別でありますが、NFTアートの場合、ブロックチェーン技術により、本物と証明する機能がついているため、この機能が鑑定書のような役割を果たしてくれます。
ブロックチェーン技術のより、「本物」の証明がされたNFTアートの中には、「モナリザ」や「泣く女」のように、歴史に残る名画となるかもしれませんね。
コレクティブル
コレクション性の高いNFTアートを指します。
ペプシのスターウォーズ ボトルキャップを、ひたすら集めたことはありませんか?
このような、色々なキャラクターを収集するタイプや、形は同じだけど、色が違ったり、細かい部分が違う作品があります。
こんなイメージです。
色が違うだけなのに、全部揃えたくなるような中毒性がありますね。
コレクティブルには、このようなコレクション性の他に、「保有者のコミュニティに参加できる」と言う特権があります。
”コミュニティ参加券” のような役割も果たすわけですね。
同じアートのコレクションをする人たちの集まりですから、「同じ目的」だったり、「同じ価値観」の人と出会える、出会いのプラットフォームになるため、これはとても大きなメリットと言えます。
有名なNFTアート
それでは早速、いくつか有名なNFTアートを紹介しましょう。
値段が規格外です。「0を間違えて多く書いてしまった訳ではない」と言うことを最初に伝えておきますので、心してご覧ください。
ビープル(Beeple)「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」(約75億円)
まずは、ビープル(Beeple)の「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」(毎日 最初の5000日間)です。
お値段 6930万ドル(約75億円)とNFTアート作品としては最高額をたたき出しています。
他にもビープルさんはたくさんの作品を作っていて、高額な作品がごろごろしてます。
https://news.artnet.com/market/most-expensive-nft-art-yearend-2052822
https://news.artnet.com/market/most-expensive-nft-art-yearend-2052822
https://news.artnet.com/market/most-expensive-nft-art-yearend-2052822
せきぐちあいみ 「Alternate dimension 幻想絢爛」(約1300万円)
https://opensea.io/collection/aimisekiguchi
ここで、日本人の作品をご紹介します。
世界的VRアーティストであるせきぐちあいみさんのVRアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」です。
とても綺麗で幻想的な作品ですね。こちら動画ですので上のURLから、ぜひ動画を見てみて下さい。
海外に比べると、日本でのNFTアートの認知はまだまだです。
そんな中、このように活躍されてる日本人がいると、心から応援したくなりますね。
他にも、たくさんの日本人クリエーターがNFTアートを作成しています。
詳しくは ⇩ をご覧ください。
◆日本人クリエーターまとめ(まだ未完成 完成後URLを貼り付けます)◆
CryptoPunks(クリプトパンク)#5822(約27億円)
CryptoPunks(クリプトパンク)は、人工知能(AI)で作られた、24×24ピクセルのキャラクターで、全部で10,000点あります。
そのキャラクターに同じものはなく、10,000点の限定のため、とても希少性の高いアートです。
カナダのソフトウェア開発者マット・ホール(Matt Hall)と、ジョン・ワトキンソン(John Watkinson)が設立したニューヨークの企業「ラルバ・ラボ(Larva Labs)」が2017年に発表した、最古のNFTアートシリーズと言われています。
その中で、#5822が8,000 ETH(約27億円)で売却されました。
BAYC(Bored Ape Yacht Club:ベイシー)
海外セレブが、こぞってSNSアイコンにする、今最高にイケてる猿画像です。
海外のセレブで言うと、エミネム・マドンナ・ジャスティンビーバー・ネイマール・ステファンカリー・パリスヒルトンなどが所有しています。
こう名前を並べると、そうそうたるメンバーですよね。
日本人の有名人は、関口メンディー (GENERATIONS、EXILE)、松浦勝人 (エイベックス会長)などのセレブが所有しています。
ちなみにエミネムのベイシーは約5,320万円。
ジャスティンビーバーのベイシーはなんと、約1億5,300万円だそうです。
NFTアートを見に行こう!
これまで紹介してきたNFTアートは、手が届かないなんて次元ではありませんでしたね。
ご安心ください。
NFTアートは数千円程度から購入できるので、まずは安くて自分が気に入った作品から買ってみて下さい。
ここでは代表的な、NFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)を紹介します。
他にもRaribleや、SuperRare、日本のマーケットプレイスで言うと、AdambyGMO、nanakusaなどがありますが、OpenSeaが最大手の、まずは押さえておきたいマーケットプレイスですので、チェックしてみて下さい。
OpenSeaで、色々なNFTアートを見に行った後は早速購入です。
私からは 「”見ただけの人” と ”購入した人” の間には大きな差がある」とだけ伝えておきます。
是非、購入したNFTをSNSのアイコンにしていただきたい。
先ほど紹介した「ベイシー」のように、「SNSのアイコンを、自分のお気に入りNFTにする」と言うことは、一種のファッションのような感覚であり、自己表現の一つと言えます。
NFTをアイコンにする文化は今後、日本でも当たり前になることは間違い無いでしょう。
NFTをアイコンにしたときの ”新しい感覚の満足感” は、購入した人にしかわからない感覚だと思います。
はい。 あおるようになって申し訳ありません。
しかし、これは私自身が体験したことでもあり、購入した人の多くが感じることだと思いますので、伝えさせていただきました。
ご購入はお財布と相談して、無理なく、楽しいお買い物にして下さい。
NFTの買い方を ⇩ でまとめましたので、こちらもあわせてチェックしてみて下さい。
NFTアートの未来
NFTの市場規模は、2019年に300億円程と言われていました。
しかし、ブロックチェーンデータ会社のChainalysis社の最新レポートによると、2021年のNFTの取引総額は409億ドル(約4兆7100億円)と公表されたのです。
この伸び率は異常ですね。
2021年はNFT元年と言われているように、一般の人たちの認知度も一気に高くなったことが、この取引額からもわかります。
そして、名だたる大手企業が次々にNFT業界にどんどん参入してきました。
グッチ、NIKE、アディダス、コカ・コーラ etc また新しいものを生み出して、業界がますます活性化するでしょう。
注目すべきは、既存の企業だけではありません。
かつてGAFAが生まれたように、NFT業界からまた新しいユニコーン企業が生まれる可能性も十分にあり、個人としても ”第2のビープル” ”第3のビープル” が生まれ、大きな活躍をする人が出てくるのではないでしょうか。
これからのNFT業界がどうなっていくか、楽しみでしょうがないですね。
そんな業界をもっと近くで、
観戦するのではなく、参戦してみてはいかがでしょうか?
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